どうなる「首相指名」 立民・国民の静岡県連トップ間でもスタンスに差 源馬氏「野党一本化を」…

2025/10/15 09:53 

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 立憲民主党静岡県連の源馬謙太郎代表(衆院静岡8区)は13日、首相指名選挙での野党候補一本化に意欲を示した。伊東市で取材に「政策を実現するには政権を取るのが一番早い」と述べ、国民民主党や日本維新の会に協力を求めるとした。これに対し、国民県連の田中健会長(衆院静岡4区)は静岡市内で開いた常任幹事会で、ガソリン税の暫定税率廃止や年収の壁引き上げに関する自民、公明との3党合意の実現が先決だと主張し、スタンスの違いが鮮明になった。
 源馬氏は「自民党政権にしておいて政策交渉をやっても物事は進まない」と指摘。国民側が政策の不一致を理由に連携に難色を示していることに「玉木雄一郎首相でもいいから、目の前の物価高対策、ガソリン税暫定税率や年収の壁廃止などを実現したら解散して国民の信を問えばいい」との認識を示した。
 田中氏は常任幹事会で「政局や数合わせでなく、3党合意の実現が第一だ」と強調。幹事会後の記者会見でも「われわれは政策重視を掲げて多くの支持を得た。そこはぶれずに進めていく」と語った。首相指名への対応に関しては「公明党の連立離脱があり、状況が大きく変わったが、変わらず『玉木雄一郎』と書く」との考えを示した。
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