『万博』まるで大屋根リング…迎賓館の内部、メディアにも初公開 藤本壮介氏が監修

2025/10/15 18:11 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大阪・関西万博 迎賓館 (C)ORICON NewS inc.

 大阪・関西万博(大阪・夢洲)で15日、通常非公開となっていた迎賓館が報道陣に初公開された。

【写真】「赤」を基調に鮮やかなタペストリーが彩った迎賓館ダイニングルーム

 世界各国から国王、大統領、首相などの賓客を迎えてきた迎賓館。基本設計は日建設計、デザイン監修を、大屋根リングの設計者である2025年日本国際博覧会会場デザインプロデューサー・藤本壮介氏が務めた。

 建物は回廊型になっており、入ってまず目に入るのが、中央に広がる柳が1本だけ植えられた水場。そして3室の貴賓室、ダイニングルーム、バンケットルーム、待機室が回廊でつながっており、まるで大屋根リングのような空間になっている。

 貴賓室の中で最も大きい「夢洲」は亜麻色の落ち着いた雰囲気。外からの自然光、壁に和紙を使うなど自然素材を生かした日本らしい空間に仕上がった。また、ダイニングルームは日本の「赤」を基調とし、バンケットルームは稲穂の「黄」を基調した色合いになっており、どちらも新進気鋭のアーティストによる織物のタペストリーが部屋を飾った。

 万博期間中にはオランダ、デンマーク、スウェーデン、レソトの国王4人をはじめ、各国の皇太子や大統領、首相らが利用した。2025年日本国際博覧会協会の引原毅・儀典長は「印象的な形で日本の魅力を理解していただくという意味で、この迎賓館は大変良くできていた」と振り返った。
ORICON NEWS

エンタメ

注目の情報