<1分で解説>「全面戦争に」自維の議員定数削減議論に公明など反発

2025/10/18 15:53 

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 自民党と日本維新の会が連立政権を目指して政策協議を進める中で国会議員の定数削減が議論され、野党各党が強く反発しています。比例代表の定数削減が念頭にあるとされていて、特に比例代表の議席が多い公明党にとっては打撃になる可能性があります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「議員定数削減の議論に野党反発」を解説します。

Q どうして国会議員の定数削減の議論がされているの?

A 自民と維新は連立政権を作ることを目指して政策の話し合いを進めています。その中で定数削減も議論されています。

Q 影響が大きくなりそうな公明はどういう反応なの?

A 公明の関係者は「完全にうちへの宣戦布告だ。全面戦争になる」と強い言葉で反対しています。

Q 他の野党も反対しているの?

A 立憲民主党や共産党、社民党も定数削減に反対しています。共産の田村智子委員長と社民党の福島瑞穂党首は17日に国会内で会談し、反対することで一致しました。福島氏は会談後、「国会議員の定数を減らそうという議論があるが、多様な民意を反映することができなくなる」と危機感を示しました。

Q 最近まで公明と連立を組んでいた自民の人たちはどう思っているのかな。

A 公明は四半世紀にわたって自民との選挙協力を続けてきました。公明関係者は「国政だけでなく、地方選挙での協力も全て引き揚げる可能性がある」と話しています。これに対し、自民内からは「公明が野党に近づき、野党に票を入れるとなれば相当苦しい」との声も出ています。

毎日新聞

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