マニラで射殺された日本人2人の遺体、羽田に到着 警視庁が検視へ

2025/09/03 19:32 

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 フィリピンの首都マニラで日本人の男性2人が射殺された事件で、2人の遺体を乗せた航空機が3日、東京・羽田空港に到着した。警視庁は刑法の国外犯規定に基づき捜査しており、今後、検視や司法解剖などをする。2人を巡るトラブルの有無についても調べる。

 捜査関係者によると、亡くなったのはいずれも東京都在住の中山晃延(あきのぶ)さん(41)と佐鳥秀明さん(53)。8月15日夜、マニラ市内の路上でタクシーを降りた直後、拳銃で撃たれて死亡した。

 航空機は3日午後1時ごろ、羽田空港に到着した。2人の遺体を納めたひつぎがターミナルで警察車両に乗せられた後、光が丘署に運ばれた。

 フィリピンの警察当局は60代と50代のフィリピン人兄弟の身柄を拘束。複数の日本人の関与が浮上しているとみられ、警視庁は、900万ペソ(約2300万円)の報酬を約束して兄弟に殺害を依頼したとされる人物や計画の首謀者らの特定を進める。

毎日新聞

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