100年前に横浜中華街で製造「周ピアノ」が“お引っ越し” 浜松市の居酒屋移転に伴い解体・移…

2026/08/24 09:18 

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 約100年前に横浜中華街で製造され、現在は全国で30台ほどしか確認されていないという「周ピアノ」が、浜松市中央区の和食居酒屋「和音」にある。同区紺屋町から千歳町への同店の移転に伴い、7月下旬にピアノも新店舗に移った。搬入時の一時的な解体作業を経て無事に移設が完了し、多くの常連客が新店舗で歴史あるピアノの音色を楽しんでいる。
 美術的な外観と軽やかで柔らかい音色が特徴の「周ピアノ」。英国系ピアノ製造・販売会社で経験を積んだ中国出身の周筱生氏が立ち上げた「周興華洋琴専製所」により1911年から45年の間に製造された。「和音」には2015年の開店時から店内に置かれ、定期的に店で開くライブや音楽好きの来店者が演奏してきた。
 店主の川嶋朱里さん(50)は新店舗にピアノを運び入れるため、調律師の紹介で同区北島町の老舗ピアノ修理店「冨田ピアノ」に解体作業を依頼。同所で腕木や妻土台と呼ばれるピアノの前方部分を取り外す作業が行われた。冨田健代表取締役は「部品の取り外しに苦労したが、ピアノは過去に修理されているため作業しやすかった」と胸をなでおろした。
 搬入を終え店舗をリニューアルオープンした8月上旬、多くの常連客が店を訪れ開店を祝った。ピアノの下に赤いじゅうたんが敷かれたり、壁にトロンボーンやホルンが飾られたりするなど、店舗内はより一層モダンな雰囲気に。川嶋さんとスタッフが連弾を披露する一幕もあった。
 店は日・月曜定休。川嶋さんは「周ピアノの優しい音をこれからも楽しんでほしい」と語った。
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