静岡市が進める“清水発”海洋先端技術の研究開発支援とは 「港湾を実験場に」一大拠点形成へ期…

2026/08/23 09:23 

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 静岡市清水区の折戸湾と清水港沖の駿河湾の環境を生かし、海洋無人機(海洋ドローン)などの海洋先端技術の研究開発や社会実装を支援する実証実験の場「テストベッド」を整備する市の取り組みが本格化している。音響通信技術を用いて海洋無人機の位置を把握しながら実海域で実験できる場としては国内初となり、スタートアップ(新興企業)を含む民間企業や研究機関が集う海洋研究・開発の一大拠点の形成につながることが期待される。
 「浅海域から水深約2500メートルの深海域まで試験可能。東京や名古屋に近く、機材の輸送時間やコスト、研究者の移動費も削減できる」。7月に同市で開かれたビジネスマッチングイベントで、市のテストベッド整備に協力する沖電気工業(東京都)の村山智希シニアスペシャリストは清水港周辺の地理的価値を強調した。海洋無人機の積み込みや運搬に必要な港湾設備や船舶がそろっている点も、テストベッドの基盤として大きな魅力と説明した。
 市は同月、高い水中音響技術を持つ沖電気工業と連携協定を締結。計画では、電波の使用が困難な海中でもAUV(自律型無人潜水機)などの位置を把握できる水中音響測位装置や海域データを観測、通信するブイを駿河湾に常設する。海洋研究開発の中心地として発展させる予定の貝島地区に開発テストの準備や実験のモニタリングを行う陸上施設を建設し、水深の浅い折戸湾の湾岸にROV(遠隔操作型無人潜水機)などの実験支援施設を整備することも検討している。
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