魚の血液からサプリ?静岡県工業技術研究所が挑む「アップサイクル」 陸上養殖の“副産物”を有…

2026/07/23 09:23 

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 静岡県工業技術研究所(静岡市葵区)は、陸上養殖の過程で生じる副産物を有効活用し、健康食品や肥料へと再生させる新たなプロジェクトを始動した。産学官が連携して新たな価値を生み出す「アップサイクル」の技術を確立し、循環型社会の構築を目指す。関連企業の進出を促す呼び水とすることで、地域経済活性化につなげる狙いもある。
 食品・健康産業の振興や健康寿命の延伸を掲げる「静岡ウェルネスプロジェクト」の一環。2028年度までの3年間、県の研究機関や静岡大、県立大、京都大、マリンオープンイノベーション(MaOI)機構、アトランティックサーモンなどの陸上養殖を手がける民間企業が連携して研究開発を進める。
 陸上養殖は温暖化による水温上昇など海洋環境の変化に影響されにくく、水産資源を安定供給しやすい利点がある。将来的な市場成長が見込まれる一方、養殖のプロセスで発生する「未利用資源」の処理が課題となっている。
 今回のプロジェクトでは魚の血液や排せつ物、脱皮殻などの副産物から有効成分を抽出し、鉄分補給や腸内環境を整えるサプリメントの開発、野菜畑や茶畑向けの肥料として活用するための技術を確立する。
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