静岡県内で加速する「戦略的M&A」…2025年は3桁台に 地方企業から生まれる「想定外のシ…

2026/03/29 08:01 

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 静岡県内のM&A(企業の合併・買収)件数が高水準で推移している。調査会社レコフデータ(東京)が開示情報などを基に集計した2025年の都道府県別件数で本県は100件と前年の99件を上回り、初の3桁台に到達した。迅速な経営改善や成長を目的に、M&Aを戦略的に採用する動きが地方企業にも浸透しつつある。
 「想定外のシナジーが生まれてくるのでは」。建築鉄骨製造の影山鉄工所(沼津市)の影山彰久社長(46)は2020年から積極的に進めるM&Aの効果に期待を寄せる。製造業の成長に設備投資は欠かせないが、単独では投資負担が大きい。同社はこれまでに鋳造や環境機器製造など計7社を傘下に迎え、設備やノウハウを相互活用することで品質や提案力を高めた。
 グループ全体の売上高は80億円を超え、26年度に100億円超を見据える。グループ内での人材交流は管理部門集約によるコスト縮減などの利点に加え、「競争力が上がり、グループ従業員に根強く残る下請け意識の払拭にもつながっている」(影山社長)という。
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