空襲で被災するも…3年後に芽吹いた「平和のクスノキ」 静岡平和資料館をつくる会が静岡市に寄…

2026/03/01 08:12 

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 静岡平和資料館をつくる会(静岡市、鍋倉伸子代表)は24日、静岡空襲で被災しながらも3年後に芽吹いた静岡赤十字病院(同市葵区)前のクスノキの枝を挿し木にして育てた「平和のクスノキ」を市に寄贈した。市は平和の尊さを次世代に伝えるため3月下旬、駿府城公園内に再建中の戦没学徒慰霊碑「やすらぎの塔」の近くに植樹し、同時にお披露目する予定。
 鍋倉代表は「多くの市民や子どもたちが戦争や平和について考えるために役立ててほしい」とあいさつし、難波喬司市長に目録を手渡した。難波市長は「戦後80年が経過し、戦争体験者が少なくなっている。市としても大切に育て、平和の意識をしっかりつないでいきたい」と感謝した。
 クスノキは2018年7月に原木から約100本の枝を切り分け、会のメンバー3人が約30本ずつ挿し木にして育てた。このうち、真田喜代美さん(78)が育成した2本だけが成長し、1本は22年に竜南小(葵区)に寄贈した。真田さんは「枯らしてはいけないと水やりの頻度や日当たりに気をつけて育てた」と振り返った。クスノキの保存活動の経緯を難波市長に説明した浅見幸也さん(88)は「会として希望していた、多くの人の目に触れる場所に植えてもらえることになり、ありがたい」と述べた。
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