3年に1度の「島田大祭・帯まつり」開幕 豪華絢爛の大奴、元禄絵巻を再現 あす13日まで

2025/10/12 08:54 

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 日本三奇祭の一つに数えられ、島田市で3年に1度開かれる「島田大祭・帯まつり」(島田大祭保存振興会主催)が11日、市の中心部で開幕した。静岡県指定無形民俗文化財の大名行列や屋台踊りなどを13日まで繰り広げ、豪華絢爛(けんらん)な元禄絵巻を再現する。
 小雨の中、みこし渡御の警護役で大名行列の花形として知られる「大奴(おおやっこ)」が木太刀に丸帯を掛けた独特の衣装で練り歩き、沿道の観客を魅了した。屋台では一流芸人の長唄や三味線の生演奏に合わせ、子どもたちが愛らしい上踊りも披露した。雨の影響で一時中断したが、県指定無形民俗文化財の「島田鹿島踊」も祭りを盛り上げた。
 コロナ5類移行後は初めての祭りで、通常開催に戻った。12日は参勤交代で諸大名が宿所とした地方の名家(本陣)に殿様が入る様子を再現した「本陣入り」、最終日は大井神社の神様が一時鎮座した場所に“里帰り”する「御渡り」の実施を予定している。
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