「5億円相当」金とプラチナの延べ板を富士市に寄付 過去最高額、防災や病院建設に活用

2025/09/06 08:31 

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 富士市は5日、匿名希望の市民から金とプラチナの延べ板計58本の寄付を受けたと発表した。計約4億9千万円相当(1日時点での時価)で、同市への寄付では過去最高額。寄付者の意向を受け防災事業をはじめ育英奨学、英語教育、新病院建設費用に使う予定。市は今後一括して一般競争入札を行い、現金化する。
 内訳は金の延べ板45本約24キロと、プラチナの延べ板13本9キロ。これまでの寄付最高額は2021年の現金約2億円だった。
 異常気象などの被害が甚大化する中、同市では巨大地震や富士山噴火への備えが課題で、老朽化に伴う市立中央病院の建て替えも計画している。市財政課の鈴木健二朗課長は「市の発展のためにといただいた。寄付者の思いを踏まえて大切に活用する」と話した。
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