メタバースにAI、アバター… 認知症予防へ最新デジタル体験会 参加者、没入感に「驚いた」 …

2025/08/29 10:00 

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 静岡理工科大地域協働センターは25日、高齢者を対象にした最新技術体験会を静岡市葵区の静岡駅前キャンパスで開いた。市シルバー人材センターに登録している50代から70代の9人が、インターネットの仮想空間「メタバース」や、同大の学生が制作したゲームなど、最新のコンピューター技術を体感した。

 脳を活性化させて認知症予防につなげるとともに、未来のコミュニケーションを体験してもらおうと企画した。仮想空間で自身のアバター(分身)を動かすメタバース体験や、県内の上空が忠実に再現された航空機シミュレーターが人気を集めた。参加者は3Dメガネを着用し、慣れないコントローラーでの操作に苦戦しながらも、仮想空間の世界に没入した。
 同市清水区の野村浩司さんは「フライトシミュレーターがリアルで驚いた。全く経験が無くても楽しめた」と話した。
 同キャンパス内の「デジタル技術体験ラボ」では、生成人工知能(AI)やバーチャル空間などの最新技術を、毎週火、水、金曜に無料で誰でも体験できる。
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