入山料払わずに“開通前登山” 富士山静岡県側ルートで相次ぐ 公平性課題、山小屋関係者「時期…
静岡県富士登山条例に基づき今夏から、1人4千円の入山料の徴収が始まる静岡県側の3登山ルート(富士宮、須走、御殿場)。だが、冬季閉鎖が解除される10日を前に、各ルートで入山料を払わず通過する“開通前登山”が相次いでいる。山梨県側の吉田ルートが1日から運用されていることや、本県側の複数の山小屋が既に営業を開始していることが背景にあるとみられる。本年度から両県で入山料の支払いの足並みがそろっただけに、徴収の公平性などの課題となりそうだ。
須走ルートの起点の須走口5合目は7日、外国人登山者らでにぎわっていた。前日に須走ルートで入山して山小屋に1泊したという米国籍の男性(25)は「静岡県側のルートが10日に開通することは知っていたが、きちんと宿泊できたし、混雑を避けたかった」などと理由を話した。
富士宮口の5合目にも開通前から登山者の姿が。都内在住の50代夫婦は「無料だから富士宮ルートを選んだ。装備は万全。(山梨県側の)山頂の山小屋は営業しているから、いざとなれば頼ることもできる」と説明した。
1日に開通した吉田ルートでは、本県側が予定する入山料と同額の1人4千円の通行料徴収が始まっているため、一部の登山者が10日まで入山料の支払いや事前登録が必要ない本県側から自己責任で登山を計画しているとみられる。登山ルートは閉鎖していても、宿泊客の予約を受け入れている山小屋も複数ある。関係者によると、開通前最後の日曜日となった6日には日本人を含めて特に多くの登山者が訪れたという。
富士宮口8合目の山小屋「池田館」代表で、富士山表富士宮口登山組合の池田裕之組合長(52)は「開業に向け準備していたら外国人ツアーに会った。開山していないとガイドに伝えると、『県道は通行止めだが、登山自体は禁止されていない』と反論された」と唇をかむ。山小屋経営者の一人は、「商売が先行して開山期と営業開始時期の整合性がとれていない」と本県側の山小屋の足並みがそろっていない点を指摘し、「両県の開通時期を統一した方がよい」と強調する。
須走ルートの起点の須走口5合目は7日、外国人登山者らでにぎわっていた。前日に須走ルートで入山して山小屋に1泊したという米国籍の男性(25)は「静岡県側のルートが10日に開通することは知っていたが、きちんと宿泊できたし、混雑を避けたかった」などと理由を話した。
富士宮口の5合目にも開通前から登山者の姿が。都内在住の50代夫婦は「無料だから富士宮ルートを選んだ。装備は万全。(山梨県側の)山頂の山小屋は営業しているから、いざとなれば頼ることもできる」と説明した。
1日に開通した吉田ルートでは、本県側が予定する入山料と同額の1人4千円の通行料徴収が始まっているため、一部の登山者が10日まで入山料の支払いや事前登録が必要ない本県側から自己責任で登山を計画しているとみられる。登山ルートは閉鎖していても、宿泊客の予約を受け入れている山小屋も複数ある。関係者によると、開通前最後の日曜日となった6日には日本人を含めて特に多くの登山者が訪れたという。
富士宮口8合目の山小屋「池田館」代表で、富士山表富士宮口登山組合の池田裕之組合長(52)は「開業に向け準備していたら外国人ツアーに会った。開山していないとガイドに伝えると、『県道は通行止めだが、登山自体は禁止されていない』と反論された」と唇をかむ。山小屋経営者の一人は、「商売が先行して開山期と営業開始時期の整合性がとれていない」と本県側の山小屋の足並みがそろっていない点を指摘し、「両県の開通時期を統一した方がよい」と強調する。
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