百日ぜき患者数、前週に続き過去最多 静岡県内9〜15日

2025/06/21 08:17 

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 静岡県は20日、激しいせきが続く百日ぜきについて、直近1週間(9〜15日)に県内の医療機関から報告された患者数が62人だったと発表した。全数把握となった2018年以降の最多を前週(50人)に続いて更新した。
 今年の累計患者数は394人。10〜14歳が43%を占め、5〜9歳が18%、15〜19歳が16%と続く。重症化のリスクがある乳児は、百日ぜきを予防できるワクチンの定期接種が求められている。県感染症管理センターは、まだ打っていない乳児がいる家庭に対して「せき症状のあるきょうだいは乳児に近づかないでほしい」と呼びかける。
 伝染性紅斑(リンゴ病)は定点当たり2・44人。前週の3・24人から減少したが、5週連続で警報レベルの開始基準値2人を上回っている。
 新型コロナウイルス感染症は定点当たり0・92人(前週0・72人)、RSウイスル感染症は定点当たり0・16人(同0・31人)、マイコプラズマ肺炎は定点当たり0・8人(同0・1人)。急性呼吸器感染症(ARI)は定点当たり43・86人で、前週の47・03人から減少した。
静岡新聞

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