福岡県議会疑惑、告発県議が「1000万円」出金記録を公開

2026/09/29 18:35 

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 福岡県議会の金銭授受疑惑を巡り、議長就任前に自民党県議団幹部に現金1000万円を手渡したと証言した吉松源昭(もとあき)県議が29日、当時の銀行口座の記録が見つかったと記者団に明らかにした。疑惑を調査している第三者委員会に提出するとし、「金融機関からの(お金の)出し入れは大きな証拠になると聞いている」と意義を強調した。

 これまで吉松氏は、議長就任約8カ月前の2019年10月、最大会派・自民党県議団で当時幹事長だった中尾正幸氏(議員辞職)から1000万円を要求され、当時県議団会長だった松本国寛県議に支払ったと証言。松本氏に現金を手渡す前日の19年10月15日に中尾氏から「明日、会長が荷物を預かります」「大金やけん、管理しとかんと」などと言われた様子を録音したとする音声データも公開していた。

 今回、吉松氏が新たに示したのは19年10月時点で自身が代表を務めていた政党支部「自由民主党福岡県粕屋郡第一支部」用の銀行口座通帳のコピー。A4判用紙1枚で、19年10月11日に知人の会社から1000万円が振り込まれ、同15日に同額を引き出したとする記録が印字されていた。

 吉松氏は、1000万円を工面するために知人から借金した際、その知人が間違えて政党支部の口座に振り込んだと説明。通帳の原本は見つかっておらず、金融機関での確認も済んでいないものの、「(中尾氏との会話を)録音した日に出金した記録で、証明資料が出たのは大きな一歩。私以外の方からも通帳の記録が出てくるのではないかと期待している」と話した。

 一方、中尾氏はこれまでの取材に「事実無根」と疑惑を否定。1000万円を受け取った相手とされる松本氏も29日に記者団の取材に応じ「事実は一つしかなく、受け取っていない」と述べた。【池田直、木下翔太郎】

毎日新聞

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