デヴィ夫人、動物愛護の「ワンニャン平和党」設立 参院選出馬目指す

2025/02/12 18:20 

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 「デヴィ夫人」として活動するタレントで動物愛護活動家のデヴィ・スカルノさん(85)は12日、東京都内で記者会見を開き、政治団体「12(ワンニャン)平和党」の設立を表明した。今夏の参院選で候補者を擁立し、自身も比例代表での出馬を目指す方針を示した。

 デヴィ夫人を党代表とし、犬と猫の食用肉を禁止する法律の制定や国際条約の締結を各国に求める「世界愛犬連盟」の創設者・堀池宏さんが共同代表を務める。

 選挙対策委員長には、2024年の東京都知事選で次点だった石丸伸二・前広島県安芸高田市長の参謀を務めた選挙プランナーの藤川晋之助さんが就いた。

 デヴィ夫人は、スカルノ大統領との結婚を機にインドネシア国籍を取得。参院選に向けて日本国籍取得の手続きを進めているという。

 12平和党は、犬や猫を食用とすることを禁じる法律制定や動物虐待の厳罰化、アニマルポリス設置などを掲げる。デヴィ夫人は会見で、「戦争やクーデター、動乱などを経験してきた。集大成として、政界に一石を投じる決意をした」などと述べた。

 全国比例と大都市部の選挙区で「10~30人程度」の擁立を目指し、候補者はホームページで公募する予定。藤川さんは「参院選で大きな台風の目になる」とし、2~3議席の獲得に自信を示した。【隈元悠太】

毎日新聞

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