<QAで解説>22年の中国機墜落、米調査で新たに判明したこと

2026/05/07 15:28 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 中国南部の広西チワン族自治区に2022年3月、中国東方航空の航空機が墜落し、乗客乗員132人全員が死亡した事故がありました。米CNNテレビは4日、米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査報告書で、操縦室にいた人物が故意にエンジンへの燃料供給を停止した可能性があることが明らかになったと伝えました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「中国機墜落事故を巡る米国の調査報告書」を解説します。

Q なぜ、米側が調査したの?

A 機体が米ボーイング社製だったため、NTSBが調査に関わっていました。

Q 調査で何が分かったの?

A 報道によると、公開された報告書は事故機から回収した「ブラックボックス」に記録された航行データを分析したということです。その結果、高度2万9000フィート(約8840メートル)で飛行中、両エンジンの燃料スイッチが停止に切り替わり、その後にエンジンが減速して墜落したことが分かりました。墜落機では、燃料スイッチの切り替えは操縦士が手動で行う必要があったそうです。

Q 音声データは残っているのかな。

A ブラックボックスに残されていた操縦室の会話内容などは、米当局から中国の航空当局に提供済みです。ただ、NTSBは音声のコピーを持っていないということです。

Q 中国側の調査は?

A まず、中国当局は事故原因についての調査内容を公表していません。

Q 中国国内の反応はどうだったの?

A ある中国の独立系ネットメディアは「関連部門は情報公開の透明度を高めるべきだ。犠牲者を悼み、遺族を慰めることができるのは真相の公表だけであり、悲劇の再発を真に防ぐことにもつながる」と主張しています。ネットユーザーの間でも「米国に頼らなければ、私たちはわずかな真相も分からないのか」などと批判的な声が上がっています。

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報