トヨタ、27年3月期予想を上方修正 熊本地震の影響は精査中

2026/08/04 20:04 

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 トヨタ自動車は4日、2027年3月期の連結業績予想を上方修正した。想定為替レートを円安方向に見直したことや、中東向けの新たな物流ルートを構築したことなどが寄与するとした。本業のもうけを示す営業利益は、5月の予想から4000億円増の3兆4000億円(前期比9・7%減)となる見通し。

 売上高は3兆円増の54兆円(同6・5%増)、最終(当期)利益は2500億円増の3兆2500億円(前期比15・5%減)を見込む。円安による営業利益の押し上げ効果は4800億円とした。混迷が続く中東情勢を巡り、5月時点では通期で6700億円の減益要因になると想定していたが、陸路を活用した物流ルートを開拓するなどし、5100億円に縮小する。

 熊本地震では九州の3工場などが稼働を停止しているが、影響は精査中として業績予想に反映しなかった。東崇徳経理本部長は「九州地方の仕入れ先も震災対応を強化しており、建物や設備への影響は10年前の地震と比べ軽減できている。人命や復興を優先に考え、慎重に稼働の判断をしたい」と述べた。

 同時に発表した26年4~6月期連結決算は、営業利益が前年同期比8・8%減の1兆634億円。売上高は10・4%増の13兆5254億円だった。北米などのハイブリッド車(HV)の売れ行きが好調で、連結販売台数は239万台(前年同期比0・7%減)。今後も需要が高まると見込み、HV用電池の生産能力を拡大する。【小坂剛志】

毎日新聞

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