キリン、熊本産果実使った「氷結」通年販売 生産農家「励みに」

2026/08/04 19:22 

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 キリンビールは4日、規格外で廃棄される果物をチューハイの原料に活用する「氷結mottainai」シリーズとして、熊本県産のかんきつ類「不知火(しらぬい)」を使った商品を通年販売すると発表した。原料の調達を担当した果実大手ドールとの協業で、18日に全国で発売される。

 不知火の主な生産農家は熊本地震で甚大な被害を受けた宇城市にあり、キリンとドールは発売時期の延期も検討したという。

 その際、生産農家から「商品を購買して応援してくれることが原料の継続使用につながり、励みになる」との声を聞き、予定通り発売を決めた。不知火農家には売り上げの一部に当たる500万円を寄付する。

 キリンによると、味はおいしいのに変形したり、表面に傷がついたりして規格外とされた不知火約25万個分に当たる約62トンの食品ロスを削減できる見込み。

 「氷結mottainai」シリーズでは、4日に北海道産の「富良野メロン」を原料とした新商品も発売。セブン―イレブン・ジャパンが規格外の果実調達や販路の開拓で協力した。全国のセブン―イレブンなどで、期間限定で販売される。富良野メロンは約5000個分に相当する約8トンの食品ロスを削減できるとしている。

 キリンは食品ロスの削減や農家の支援を目指し、「モッタイナイ!を、おいしい!に」と題した企業横断プロジェクトを推進している。ドールとの協業は初めてで、セブン―イレブンとの連携は昨年秋の香川県産キウイに次いで2例目。

 25年4月から、通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン、食品宅配大手「オイシックス・ラ・大地」とも連携し、規格外の果実調達などを進めている。【井沢真】

毎日新聞

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