霧島が「11回目の正直」で大の里破る 「パパ弱い」叱咤に応える

2026/07/23 21:17 

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 ◇大相撲名古屋場所12日目(23日、IGアリーナ)

 ◇○霧島 とったり 大の里●

 霧島が11回目の対戦で、初めて大の里を破った。勝負が決まると、右の拳を小さく握った綱取り大関は「良かった。でも、喜びは今日だけで終わり」。笑顔も見せずに語った。

 霧島の作戦勝ちだった。得意の右差しに来た相手の腕を、狙い澄ましたように左から取り、そこから振り回すと、横綱はあえなく土俵下へ転がり落ちた。

 先場所は12勝で優勝決定戦に敗れ、今場所での綱取りはレベルの高い優勝が条件となっている。既に平幕に2敗しており、負けられない日々が続くだけに「あと3日ある」と簡単に表情を緩めない。

 ただ、長女アヤゴーさん(6)の「厳しい声」に話が及んだ時だけは頰が緩んだ。

 3月の春場所で3回目の優勝を飾り、12場所ぶりの大関復帰を決めた。低迷していた時期には、長女から無邪気に「大の里に勝つ技はないの」と言われたこともあった。

 その難敵を破り、長女の叱咤(しった)にも応えた霧島は、「初めて『勝った』と報告できる」とにんまり。「パパ、弱い。もっと活躍しないと」と自らに言い聞かせた。

 トップに並んだ優勝争い、そして綱取りについては「全然考えていない」と繰り返した。重ねた白星の先に、まず賜杯が待っている。【飯山太郎】

毎日新聞

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