沖縄尚学・末吉、地元で「集大成の投球」 野球U18W杯壮行試合
◇野球・U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)壮行試合(2日・沖縄セルラースタジアム那覇)
◇高校日本代表―沖縄県高校選抜
沖縄県民を熱狂させたエースが「侍ジャパン」のユニホームに袖を通し、地元で代表デビュー戦を迎えた。高校日本代表の先発左腕・末吉良丞(りょうすけ、沖縄尚学)は2回4奪三振無失点。大歓声の期待に応えた。
一回に先頭に安打を許し、1死二塁のピンチを招いた。3番・比嘉大登、4番・宜野座恵夢は沖縄尚学の先輩だ。しかし、「緊張はしなかった。楽しんで投げることができた」と落ち着いていた。
比嘉は変化球、宜野座には142キロの直球で連続の空振り三振に仕留めた。二回も得点圏に走者を背負ったが、冷静に切り抜ける。「こういう舞台で三振を取ることができたので成長につながるかなと思う」と振り返った。
今夏の甲子園大会ではチームを初優勝に導いた。全6試合の34回を投げて防御率1・06、イニングを上回る39の三振を奪った。
高校日本代表を率いる小倉全由(まさよし)監督は制球良く安定感のある投球を評価し、2年生で唯一代表に選出。この間の練習を見守り「素晴らしいボールを投げている」とうなる。
沖縄勢で唯一代表入りした末吉にとっては、沖縄尚学の仲間や県内でしのぎを削るライバルたちとの対戦となった。先発で投げ合ったのは二枚看板として優勝の原動力となった同級生の右腕・新垣有絃(ゆいと)。
さらに、沖縄選抜を率いるのは沖縄尚学の師である比嘉公也監督という特殊な環境だ。比嘉監督は「末吉には日本のためにはふわっとした球は投げてほしくないが、休み明けに甘い球はくる方なので、そこを逃さずに打ってほしい」と戦略を練っていた。
「沖尚フィーバー」の余韻が残る現地でこの試合はチケットが完売し、雨にもかかわらず1万7969人の観客が詰めかけた。末吉は「先輩たちに集大成の投球を見せることができた。地元開催でこれほど応援していただけてうれしい気持ちでいっぱい。まずは0に抑え切れたのが良かったと思うので、調子をどんどん本戦に向けて上げていきたい」。泰然自若に連覇を目指すW杯を見据えた。【長宗拓弥】
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