今春の第９７回選抜高校野球大会を制するなど昨秋から公式戦で無敗だった横浜（神奈川）の連勝が２４日、「２７」で止まった。

　春季関東大会の準決勝（ノーブルホームスタジアム水戸）で専大松戸（千葉）に３―４で敗れた。

　横浜は昨年７月の夏の神奈川大会決勝で東海大相模に敗れ、新チームとなった８月の秋季神奈川大会から連勝がスタートした。

　秋は神奈川大会、関東大会を制し、明治神宮大会では２７年ぶりに頂点に立ち、年内の１５試合を負けなしで終えた。

　今年は３月の選抜高校野球大会で５試合を勝ち抜いて４回目の優勝を果たし、連勝を２０に伸ばした。

　４、５月の春季神奈川大会は決勝で東海大相模を延長十回タイブレークの末に５―４で降し、連勝は２５に達した。

　春季関東大会は、初戦となった２回戦（茨城・ひたちなか市民球場）で作新学院（栃木）に８―１で七回コールド勝ちし、準々決勝は浦和学院（埼玉）に３―２で競り勝った。

　横浜はプロ野球・西武や米大リーグ・レッドソックスなどで活躍した松坂大輔さんらを擁した１９９７～９８年に公式戦で４４連勝している。この時は明治神宮大会、甲子園の春夏、国体（現国民スポーツ大会）を制するなど、公式戦無敗だった。【高橋広之】