軍艦島に56年ぶり新施設 「72号棟」、研究者の事務所など

2026/04/16 18:48 

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 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する長崎市の端島(はしま)(通称・軍艦島)で16日、56年ぶりに建設された新施設が報道陣に公開された。島に残る鉄筋コンクリート造のアパート群などの保存について研究する関係者の事務所や備蓄倉庫、一時避難所として利用する施設で、同市と連携協定を結ぶ大手ゼネコン、清水建設が建設した。

 端島は長崎港の南西約18キロにある島で、全周約1・2キロ。端島炭鉱で栄え、集合住宅や学校などの密集した外観が軍艦に似ていることが通称の由来だ。炭鉱は1974年に閉山し、今は無人島になっている。

 島には70年に端島71号棟として体育館が建設されて以降、新たな施設は建てられていない。新施設は島の北側にある旧端島小中学校グラウンドの跡地に建設された延べ床面積約50平方メートルの木造平屋で「端島72号棟」と名付けられた。

 清水建設生産技術本部の香田伸次特別理事は「施設での研究を通して、文化財の発展的な活用がより進んでくれたらうれしい」と期待を込めた。【玉城達郎】

毎日新聞

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