別の2人も下肢まひ発症 患者1人死亡の埼玉・小児医療センター

2026/03/17 19:44 

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 埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)で白血病を治療していた患者が重篤な神経症状を発症して死亡した問題で、同センターは17日、記者会見を開き、他にも症状が出た患者2人は「下肢まひ」になったと明らかにした。抗がん剤治療で髄腔(ずいくう)内注射を受けた後に発症したといい、命に別条はないという。

 同センターは11日、昨年1~10月に10歳未満の男児を含む患者3人が髄腔内注射後に神経症状を発症し、1人が死亡、2人が意識不明の重体になったと発表した。同様の注射後に神経症状を発症した患者は5人になった。

 これまでの調査で、重篤な患者3人の髄液から、髄腔内注射で使われないはずの薬剤「ビンクリスチン」が検出されたが、下肢まひとなった患者2人からは検出されなかった。

 渡辺彰二副院長は「(11日に発表した)3人はビンクリスチンが原因の可能性が高いが、2人については(発症の)原因は分からない」と話した。【加藤潔】

毎日新聞

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