九州電力、「核物質防護情報」を通報 玄海原発に“光”侵入で
原子力規制委員会は27日、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の構内で26日午後9時ごろ、ドローンとみられる三つの光が侵入したのを確認したと発表した。原子力施設の運転に影響を及ぼす恐れがあるとして「核物質防護情報」が九電から通報されたが、原発の設備に異常は確認されていない。機体は敷地内では見つかっておらず、佐賀県警が捜索している。
核物質防護情報は、不審者の侵入や破壊物の発見などがあった場合に通報の対象となる。原子力規制庁によると、通報は2017年10月に現在の運用が始まって以来、初めて。原発上空をドローンが飛行した事例もこれまでに確認されていないという。
九電によると、正門守衛所付近で、委託先の警備員4人が飛行中のドローンとみられる光を目視で発見、常駐している警察官も光を目撃した。その後27日午前0時半ごろ、敷地内にドローンが無いことを目視やカメラで確認したという。規制委は当初、九電からの通報に基づき「ドローン3機が飛行中と確認された」と発表したが、ドローンと断定できず、訂正した。
佐賀県警によると、ドローンだった場合、原発上空の飛行を原則禁じる「小型無人機等飛行禁止法」に抵触する可能性がある。ただ、県警は「ドローンとは特定していない」としている。目撃情報しかなく、捜索は難航するとみられる。
玄海原発は現在、1、2号機は廃炉作業中、3、4号機は運転中。4号機は27日午前9時に発電停止し、予定されていた定期検査に入った。佐賀県の平尾健副知事は九電の原子力担当幹部に対し、再発防止に向けて対策を講ずるよう電話で申し入れた。
核物質防護を巡るトラブルでは、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で21年、発電所員による中央制御室への不正侵入などテロ対策の不備が相次ぎ、規制委が事実上の運転禁止命令を出したケースなどが発生している。【木許はるみ、成松秋穂、小川祐希】
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