東京・新宿マンションの男性遺体 死体遺棄容疑で30歳を逮捕

2025/07/02 11:20 

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 東京都新宿区のマンションの一室で若い男性の遺体が見つかった事件があり、警視庁捜査1課は2日、住所・職業不詳、北誠一容疑者(30)を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。部屋はアダルトビデオの撮影や待機場所として使われていたとみられる。

 逮捕容疑は、仲間と共謀して6月27日ごろ、新宿区新宿6のマンションの一室で、住所・職業不詳の成瀬壮一郎さん(当時35歳)の遺体にブルーシートをかぶせるなどして隠して遺棄したとしている。「私はやっていない」と容疑を否認しているという。

 警視庁によると、1日午後2時半ごろ、「住人と連絡が取れず、異臭がする」とマンションの管理会社から110番があり、駆け付けた新宿署員が成瀬さんの遺体を見つけた。

 遺体は頭部に複数の外傷があり、肌着を着た状態で浴室の壁にもたれかかるようにして倒れていた。腐敗しており、死後1週間前後経過しているとみられる。警視庁は死亡した経緯も調べている。

 現場の部屋は撮影や画像編集などに使われていたという。北容疑者と成瀬さんは仕事を通じた知人で、ともに住人ではないものの、部屋に出入りしていた。防犯カメラの画像からは6月27日に北容疑者ともう1人の男性が部屋を出る様子が確認された。

 警視庁は死体遺棄事件とみて、現場の部屋に関係する複数人から事情を聴いていた。【菅健吾、朝比奈由佳、松本ゆう雅】

毎日新聞

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