準暴力団関係者ら4人を逮捕 詐欺容疑 首都圏強盗との関連捜査

2025/05/15 21:10 

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 特殊詐欺に関与したとして、警視庁捜査2課は15日、準暴力団「打越スペクターOBグループ」の関係者ら男性4人を詐欺容疑で逮捕した。2024年に首都圏で相次いだ連続強盗事件の一部で現金回収役を担ったとされる男性も含まれており、警視庁は連続強盗との関連を調べる。

 逮捕された準暴力団の関係者は、いずれも職業不詳で、東京都中央区、岡田拓己(29)▽新宿区、赤坂大輔(30)▽日野市、新川敬順(30)――の3容疑者。

 ほかに逮捕された埼玉県川口市の無職、保坂海斗容疑者(25)は24年10月、横浜市青葉区の住宅で男性(当時75歳)が暴行を加えられて死亡した事件などで現金を回収・運搬したとして逮捕、起訴されている。

 逮捕容疑は24年11月、石川県内の80代女性に息子を装って「女性を妊娠させた」などとするうその電話をかけ、示談金名目で現金500万円をだまし取ったとしている。警視庁は4人の認否を明らかにしていない。

 警視庁によると、保坂容疑者は被害女性から現金を受け取った「受け子」から福井県内で現金を回収し、11月下旬に東京都港区の公園トイレまで運搬。被害金は何らかの手段で新川容疑者を経由して岡田、赤坂両容疑者に渡ったとみられる。

毎日新聞

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