千葉市動物公園のニシゴリラ「ローラ」死ぬ 雌では国内2番目の高齢

2025/05/15 21:56 

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 千葉市は15日、動物公園(同市若葉区)のニシゴリラ「ローラ」が死んだと発表した。47歳で国内の雌のニシゴリラとしては2番目に高齢だった。

 ローラは1977年9月に別府ケーブルラクテンチ(大分県)で生まれ、2008年に繁殖のために東京・上野動物園からやってきた。愛想が良く、固定ファンもいる人気者だった。

 今年4月25日に動きが鈍くなり、自力で段差を乗り越えられず、寝室に戻れなくなった。同日から展示を中止していた。

 5月14日に麻酔をして検査したところ、右足の大腿(だいたい)骨が折れていることが判明した。検査後も脱力した状態が続き、15日朝に死んでいるのが確認された。死因は麻酔合併症による肺水腫だった。

 動物公園の担当者は「麻酔から覚めて元気になってくれることを期待していたが、本当に残念だ。多くの人に愛されたゴリラだった」と惜しんだ。16日から展示場の前に献花台を設置するという。

 動物公園のゴリラはオスのモンタだけになった。国内では6カ所で計19頭のゴリラが飼育されている。【平塚雄太】

毎日新聞

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