人生100年の健康、日常からヒントを 医療センター名誉院長が著書
国立病院機構高松医療センター名誉院長の水重克文さん(72)=高松市=が著書「人生100年たのしく健康づくり」(上下巻)を出版した。百十四銀行(同市)グループのシンクタンク「百十四経済研究所」の調査月報に2007年7月~25年1月に掲載したコラム「My Health」を収めている。日常の出来事に例えて医学的知識を分かりやすく説明し、健康を考える内容だ。
水重さんの専門は循環器内科。広島県出身で大阪大医学部卒業後、大阪の病院勤務を経て、1983年の香川医科大(現香川大医学部)付属病院開設に向けて同大学に移り、香川での生活が始まった。2004~13年に国立病院機構高松東病院(08年から高松医療センターに改称)の病院長を務めた。
コラムの執筆を引き受けた時は、同病院長で香川大医学部臨床教授だった。心がけたことは、一般の人が気楽に読める内容にすること。例えば、08年5月のコラムでは、酒を酌み交わした後にトイレで排尿中に失神して倒れるケースを取り上げ、交感神経と副交感神経のバランスの重要性を説明した。
16年11月のコラムでは、ストレス解消のために喫煙の必要性を主張する愛煙家に対して、「最近の厚労省の検討会で、喫煙と10種類のがん、脳卒中、心筋梗塞(こうそく)、糖尿病との関連が確実との報告があった」と指摘した上で「がんや心血管系の病気でのいらぬ苦しみを考えれば、やはり禁煙」を選ぶべきだと勧めた。
水重さんは「病気になって初めて健康のありがたみに気づく人は多い。でも、病院に行かないでいいなら、それに越したことはない。この本から、健康維持のヒントを見つけてもらえれば」と話している。
挿絵の大半は次女の岡田佳子さんが描いた。美巧社発行。上下巻各3300円。【佐々木雅彦】
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