天竜浜名湖鉄道が「エヴァ」車両基地に宿泊施設 転車台近くの事務室を1棟貸しの施設に改装へ

2026/07/31 08:54 

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 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は21日、同社として初めて宿泊事業に参入すると発表した。天竜二俣駅(同区)車両基地内の建物を改装して1棟貸しの宿泊施設にする。同駅は映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のモデル地の一つ。沿線地域の人口が減少する中、観光資源を生かして新事業に挑戦し、地域活性化につなげる。
 転車台付近にある1940年建設の用品事務室(木造平屋建て、約150平方メートル)の半分程度を宿として改装する。9月に着工し、来年3月の営業開始を目指す。最大6人が宿泊できるほか、時間貸しも行う。料金は未定だが、年間540組程度の利用を想定する。
 昭和レトロの雰囲気を残し、天竜材を活用して骨組みの補強などを施す。寝室はスギの柱を利用したシェルター仕様にする。ユニットバス、簡易キッチンも備えるほか、周遊を促すため、無料のレンタル自転車などを設置する。設計、施工は三立木材(同区)が担う。
 総事業費は約5300万円。観光庁の観光振興事業費補助金を活用し、クラウドファンディングも実施する。宿泊施設にする用品事務室は、映画内では登場人物の「鈴原トウジ」が住む家として描かれているが、今回の事業は映画の版元との連携事業ではないという。
 県や沿線自治体には説明済みといい、21日に浜松市役所で中野祐介市長に事業を報告した松井宜正社長は、「二俣地域で地元住民らと活性化について話し合う中で、宿泊施設が足りない課題が浮かんだ。地域を盛り上げる先駆けとなる施設になれば」と意気込んだ。
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