い草香る空間でゆったりと 大井川鉄道が「お座敷列車」 27日運行スタート

2026/06/23 09:23 

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 大井川鉄道(島田市)は27日に、旧国鉄の名車「12系客車」のボックスシートに畳を敷いた「お座敷列車」の運行を始める。サービス開始前の18日にプレ運行が行われ、い草が香る車内で同鉄道ファンクラブ会員らが足を伸ばしゆったりとした列車の旅を満喫した。
 向かい合わせの4人掛け席に縦90センチ横130センチの専用板と畳を設置。座布団やクッション、座卓も用意した。板と畳の厚みで通常の座席より約4センチかさ上げされたことで、通常の乗車時とは目線の違う車窓の風景が堪能できる。埼玉県の会社員藤咲義輝さん(56)は「深く腰かけられる個室感覚が心地よい」と満足げな表情を浮かべた。
 料金は、金谷―川根温泉笹間渡間を往復利用した場合、席料や区間運賃、急行料計で大人1人税込み7340円。1席あたり3人まで利用可能で、実施は12系客車運行日のみ。
 同鉄道では1982年以降、「ナロ80系」客車内に畳を敷いた企画列車を運行。団体貸し切りなどで人気を博していたが、車両老朽化やコロナ禍による団体需要減に伴い2020年にサービスを終了していた。企画を発案した同社広報の加冷英鵬さんは「ノスタルジックな空間で、靴を脱いでくつろげるぜいたくな空間を楽しんでほしい」と話す。
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