静岡県内移住「6年連続で最多更新」 2025年度3395人、各市町の施策が効果発揮か
静岡県は、2025年度に行政の支援を受けて県外から県内に移住した人が3395人(前年度比15%増)と6年連続で過去最多を更新したと発表した。移住相談件数も10年連続で増え、1万5400件(同3・8%増)だった。20代から40代の子育て世代が全体の68%を占め、移住補助金や住まい情報の提供など各市町の施策が効果を発揮しているとみている。
移住者を年代別でみると、30代が27・9%で最も多く、20代25・2%、10代以下18・6%、40代14・9%と続いた。転入前の居住地は東京圏が63・8%と最多。中京圏は11・1%、関西圏は6・4%だった。
移住先は東部が1350人(前年度比124人増)、中部905人(同268人増)、西部767人(同66人増)、賀茂88人(同5人増)だった。
県くらし・環境部企画政策課によると、静岡県以外も移住者が増加傾向にあり、都内のマンション価格高騰など住宅にかかるコスト増も背景にあるとみている。
県内では東京からの移住者に対する国の支援金以外にも市町が独自に移住支援制度を展開している。静岡市は住宅確保などに対する補助金制度を整備。富士市は25年度、子育て・若者世帯を対象とした移住奨励金を創設した。空き家バンクの物件紹介や登録物件のリフォーム補助金を用意する自治体もある。移住相談窓口での丁寧な対応を継続してきた成果も出ていると分析している。
県は、移住に対する興味や関心の度合いに合わせた広報に力を入れていて、担当者は「静岡が移住先として候補に挙がるような情報発信に努め、他県からの移住をさらに加速させたい」と話した。
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