富士市の高校生「アルティメット」で再び世界の舞台へ 星陵高の深沢龍之介さん、7月に選手権出…

2026/06/15 11:40 

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 富士市の深沢龍之介さん(16)=星陵高2年=がフライングディスク競技「アルティメット」の日本代表に選ばれ、7月11〜18日にスペインで開かれる世界ジュニア選手権大会に出場する。抜群の身体能力で高校の野球部でも正選手として活躍する「二刀流アスリート」の深沢さん。「目標は優勝」と国際舞台での健闘を誓う。
 国内主要大会の会場になり、「アルティメットの聖地」とも呼ばれる富士市。深沢さんは小学5年生の時、市が開いた体験会に参加して競技を始めた。風を読みながらディスクを自在に操ったり、空中のディスクを飛びついて捕ったりする躍動感に魅了され、市内の一般チーム「富士龍神」などで大人に交じって腕を磨いてきた。
 水泳や野球にも打ち込み、高校進学時には野球強豪校から勧誘を受けたが、「アルティメットと両立できる環境を最優先して星陵高に進んだ」と話す。学校側の理解を得た上で野球部員として活動しながら、アルティメットの練習や大会、合宿に参加している。
 深沢さんのポジションは走力と的確な判断力を生かしてチーム全体をつなぐ中盤のミドル。20歳未満が対象の世界ジュニアは大学生が中心になるが、深沢さんは前回2年前のイギリス大会も中学生ながら日本代表に選ばれた。所属する富士龍神の杉山延広代表(54)は「競技を始めた時から運動神経とセンスは飛び抜けていた。連れて行ってもらった前回とはチーム内での立場や責任が異なると思うが、貴重な経験を積んでほしい」と期待する。
 野球部では左投げ左打ちの1番打者の外野手として、チームに勢いをもたらす。ただ、高校野球の県大会と日程が重なった場合はアルティメットを優先する意向だ。理由はメダル獲得を目指しながら6位に終わった「前回の世界選手権で味わった悔しさ」。外国人選手の圧倒的なフィジカルを前に「相手の攻撃の動きを読んでも止めることができなかった」と振り返る。
 この2年間で体は大きくなり、野球との両立で瞬発力と体力、体幹を鍛えた。成長の証しを見せ、雪辱を果たす大舞台に挑む。
 <メモ>アルティメット 円盤形のフライングディスクを取り合う1チーム7人制の対戦型スポーツ。コート両端のエンドゾーンまでフライングディスクをパスでつなげば、得点になる。身体接触が禁止され、フェアプレーを重視して審判を置かずに選手が判断する「セルフジャッジ制」を導入しているのが特徴。
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