AIが運転採点、技術向上をサポート…「AI教習車」静岡県内初導入 牧之原市のはいなん自動車…

2026/06/15 11:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 牧之原市細江のはいなん自動車学校が、人工知能(AI)によって運転技術の向上をサポートする「AI教習車」を静岡県内で初めて導入した。指導員不足への対応に加え、運転の客観的な評価で教育の質を高める狙い。企業研修での活用を始めている。
 「次の交差点を左です」。教習所のコースを走る車内に音声が響く。車が左折すると、AIがすかさず「巻き込みの確認をしてください」と注意した。
 同校は専用のシステムが搭載された教習車3台を導入した。車内のカメラと屋根のセンサーが運転者の目線や車両の位置を感知し、目視が行われているかなどを厳格にチェックする。走行終了後には運転が自動的に採点され、減点対象となった場面の録画を見ながら改善点を学ぶ仕組みだ。
 研修で体験した藤枝市の会社員女性(27)は「採点が厳しくショックだった。自分の運転の甘さを痛感した」と振り返った。
 同校によると、業界では高齢者講習の需要増加や指導員の高齢化が進んでいる。人手不足を解消するため、全国的にAI教習車の導入が広まりつつあるという。今後、県公安委員会などの認可が下りれば教習や高齢者講習での使用も検討する。
 伊藤歩総務管理部長(66)は「指導員が同乗しない無線教習とも相性がいい。客観的な運転データを示すことで、安全意識の向上につなげたい」と話した。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報