静岡県の県土を再現した「仮想空間・バーチャル静岡」…国外からも注目 ウクライナ視察団が復旧…

2026/06/11 11:30 

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 静岡県が3次元点群データを用いて県土を再現した仮想空間「バーチャル静岡」の取り組みが、国外からも注目を集めている。ウクライナの国土地理院などの視察団が8日、県庁を訪れ、戦禍にある母国の復旧・復興に向けた実装の可能性を探った。
 ■3次元点群データで県土再現
 県は2019年度からデータ取得を開始。25年度に県土全域に加え、全国で初めて県全域の浅海底部に関するデータの取得、公開を実現した。オープンデータ化による民間活用も進めていて、県外の自治体や議員団からの視察が相次いでいる。
 ウクライナからの視察は、国際協力機構(JICA)の研修の一環。国土交通省をはじめ産官学のデータ提供や利用実態を把握する目的で来日し、地方自治体における3次元点群データの実装に関し、先進的な本県の取り組みを学ぶため県庁を訪れた。
 県の担当者は、7年かけて取得したデータの公開状況などを説明し、官民の利活用の状況も伝えた。熱海市伊豆山の土石流災害時に3次元点群データを活用し、被災状況をいち早く確認して災害対応に役立てたことも紹介した。
 視察団からは、データ処理にかかる費用や時間、人員、オープンデータ化した意義などに関する質問が寄せられた。ウクライナの国土地理院の幹部で、研修団団長を務めるカテリナ・マンチュークさんは「バーチャル空間を立体的に分かりやすく提供しているサービスが印象的だった。戦後の復旧に役立ちそう」と話し、帰国後も県の取り組みに関する情報提供を求めた。
 県交通基盤部の野津隆太部長は「復旧・復興の一助につながることを心より願っている」とあいさつした。
静岡新聞

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