静岡市清水区の興津川全域で新釣法「アユルアー」可能に 若者呼び込み活性化へ 20日に「アユ…

2026/05/17 10:47 

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 例年、静岡県内で最も早くアユ釣り解禁を迎える興津川(静岡市清水区)の流域全域で今季から、友釣りのオトリの代わりにルアーを使う釣法「アユルアー」が可能になることが11日、分かった。全国的に友釣り人口の減少が進む中、若者に広がりを見せる新釣法を解禁し活性化を図る。今季の解禁は20日。
 友釣りは、石に付着したコケを食べるアユが、縄張りに入ってきた他のアユを追い払う習性を利用し、釣り針を付けたオトリを泳がせて釣り上げる伝統釣法で、多くの愛好家を魅了してきた。だが、高額な釣り具や難易度から初心者が手を出しにくいことや、釣り人の高齢化と減少による遊漁料収入の低下が河川漁協の経営悪化につながっている。興津川も2009年に4万2437人いた年間遊漁者数が昨年は1万2450人と、減少傾向が続く。
 一方、アユルアーは道具が比較的安価で、さまざまな魚種をルアーで狙う風潮もあり人気が上昇。日本釣用品工業会の25年需要動向調査では、関連商品の国内出荷額が、21年の1500万円から25年は見込み額で1億4500万円に伸長した。当初は友釣り愛好家との間で釣法への批判や現場でのトラブルも指摘されたが、近年は若年層をアユ釣りに呼び込もうと、門戸を開く漁協が増えている。
 興津川は22年の台風15号で甚大な被害を受け、翌年は釣り人が激減。興津川漁協は22年から4年連続で赤字を計上するなど厳しさを増す中、数年前から準備を進め2月の総代会で承認を得た。小林洋二組合長は「ルアーをアユに追わせる釣りの本質は友釣りそのもの。他県の河川ではルアーから友釣りに入った若者もいると聞く。漁協に経営体力があるうちに、アユ釣りファミリーを増やす手だてを打たなければ」と話す。
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