須津千人塚古墳の「帯金具」特別展示始まる 富士市のかぐや姫ミュージアム 学芸員の解説も

2026/05/16 08:59 

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 富士市と市教育委員会は9日、約1400年前の飛鳥時代につくられた同市の須津千人塚古墳で見つかった朝鮮半島由来の帯金具3点の特別展示を市立博物館「富士山かぐや姫ミュージアム」で始めた。発掘調査を担当した学芸員の藤村翔さん(42)がミュージアム・トークイベントで「完全な形で見つかったのは国内で初めて」と説明し、歴史の解明に期待を寄せた。
 帯金具は位の高さや身分を表すために帯(ベルト)に取り付けた装飾品。出土品は製法や文様から、朝鮮半島南西部にあった百済系の技術者が制作したとみられている。
 藤村さんは「当時の朝鮮半島や日本の中央(近畿地方)では、貴重な品を埋葬しないようになっていた。地方なので見つかった可能性がある」と推察。「帯金具を含む出土品はこれから本格的に分析調査する。古墳の発掘もまだ一部で、新たな発見の可能性はある」と紹介した。
 初日から多くの来館者が詰めかけ、古代ロマンに思いをはせた。展示は24日まで。最終日にもミュージアム・トークを実施する。
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