富士市「浅間古墳」初の発掘調査へ 東海地方最大級の前方後方墳 2026年度から5年計画 保…

2026/02/11 07:54 

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 富士市は2026年度、国指定史跡の浅間古墳(同市増川)の発掘調査を始める。4世紀中頃の古墳時代前期に築かれたとみられる東海地方最大級の前方後方墳で、発掘調査は初めて。調査結果を踏まえ、古墳の保全整備を進める。
 6日に発表した26年度一般会計当初予算案に調査費2600万円を盛り込んだ。発掘は30年度までの5年計画で進め、古墳の範囲や形状、構造などを明らかにする。国の指定範囲が広がる可能性があるという。
 市教育委員会によると、同古墳は自然の状態で保護してきたが、近年の異常気象で盛り土が崩れたり木が倒れたりする被害が出ている。このため、保存整備につなげる調査として、国と静岡県の協力で発掘を始める。埋葬品が見つかる可能性があり、近畿地方にあった中央政権との関係性など、多くの古墳が残る富士山南麓の歴史の解明にもつながると期待される。
 浅間古墳の復元規模は全長90・8メートル。駿河湾から墳丘が大きく見えるように築かれた東駿河地域の首長墓で、1957年に国の史跡に指定された。これまでに測量調査や地中レーダー探査などが行われ、長大な埋葬施設の存在が明らかになっている。
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