静岡県がインフルエンザ流行入り 2006年以降で3番目の早さ

2025/10/25 08:47 

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 静岡県は24日、インフルエンザの流行期に入ったと発表した。直近1週間(13〜19日)に定点医療機関から報告された患者数が1カ所当たり4・23人となり、流行開始の目安となる1人を超えた。流行入りは昨年と同時期で、記録が残る2006年以降で3番目に早い。
 地域別の定点当たり患者数は西部7・96人、東部2・38人、中部2・26人。保健所別は西部が13・68人と最も多く、御殿場5・5人、浜松市4・07人などと続く。県内の小中高校の計6施設が学級閉鎖した。
 例年、11月中旬から12月ごろに流行入りし、4〜7週程度で注意報レベル(基準値10人)になることが多い。高齢者や基礎疾患のある人は重症化することがあり、乳幼児ではまれにインフルエンザ脳症を起こす。ワクチン接種によって死亡や入院のリスクを減少できるとされている。
 県感染症管理センターは、65歳以上などの定期接種対象者をはじめ、基礎疾患のある人や乳幼児、過去にインフルエンザに罹患(りかん)し、症状がつらかった人に対して「ワクチン接種を検討してほしい」と呼びかける。
静岡新聞

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