不登校の児童生徒に「学校外で給食」検討 浜松市議会で教育長が答弁 外出のきっかけ、居場所づ…

2025/10/04 10:07 

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 浜松市議会は9月24日、代表質問を行い、加茂俊武(自民党浜松)、松下正行(公明党)、太田利実保(創造浜松・国民民主党浜松)の3氏が登壇した。
 野秋愛美教育長は不登校児童生徒の外出を促すため、学校以外の場所での給食提供を検討する考えを示した。既に取り組んでいる他自治体での効果や有用性を研究し、導入を目指す。加茂氏への答弁。
 野秋教育長は、不登校児童生徒を対象に学校給食センターでの給食提供を行っている東京都八王子、立川の両市の事例を紹介した。「孤立化の進行も課題になっている。不登校を未然に防止するとともに、児童生徒の意思を尊重しつつ、登校復帰を支援することも大切」と述べ、多様なニーズに対応した居場所づくりを進める意向を示した。
 市健康安全課によると、学校以外での給食提供は不登校児童生徒が外出するきっかけになるほか、保護者にとっては子どもと2人だけで過ごす時間の不安や負担の軽減につながる利点が見込まれる。一方で、学校給食センターから離れた場所に住む子どもの利便性、部屋の確保などの面で課題も多いという。
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