“ハレの席”飾ったお皿を販売 → 売上は台風15号被災地へ 静岡市の結婚式場、23日「リユ…

2025/09/20 09:58 

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 静岡市の結婚式場が23日午前10時から、器やグラスなどのリユースマルシェを行う。破損や廃盤により使用しなくなった器などを、来場者の言い値で販売する。売上金は台風15号で被災した牧之原市や吉田町の支援に充てる方針。担当者は「お皿を通じて幸せを届けて、誰かの助けになれば」と意気込む。
 マルシェを企画したのは同市駿河区の「エスプリ・ド・ナチュール」。同式場によると、結婚式の披露宴パーティーを執り行う際、同じ器をゲストの人数分揃える必要があるという。今回販売するのは、破損や廃盤で100枚以下になった皿や器、グラスやカトラリーなど30種類約300品。未使用品や販売価格8千円ほどする皿も並ぶ。通常は廃棄するが、地域住民など来場者に有効活用してもらおうと初めて考案した。ウエディングプランナーの村松怜実さん(27)は「並ぶのは誰かの幸せの場で使った物。家庭で使ってくれると私たちもうれしい」と笑顔を見せた。
 リユースマルシェは同日、式場で行うイベントの一環として行う。来場無料で、予約が必要。希望者は同式場のホームページから申し込む。
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