どうする 伊東市政…高校生ら立ち上がる! 21日「みらい会議」で「未成年の意見、届けたい」…

2025/09/17 09:57 

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 伊東市在住の高校生が郷土の将来を語らう「いとう子どもみらい会議」を21日に開く。企画のきっかけは、田久保真紀市長の学歴詐称疑惑で混乱する市政への憂い。来る市議選などでも投票できない高校生らが「選挙権のない若者の意見を市政に届けよう」と未来のために立ち上がった。

 企画は、市内の中高生が同市の今や未来を語り合って郷土愛を育み、将来戻りたい、住み続けたいと思える地域づくりに役立てることを目的にする。参加者が市政を学んだ後、グループ討議を行う。会議で出た意見は市長や市教育委員会に届けるという。
 企画したのは、同市宇佐美の高校2年の宮内友暉さんと鈴木孝太郎さん。学歴詐称疑惑や混乱する市政は高校生の間でも話題に上る。市外の高校に通う宮内さんは同級生から伊東を心配されたり、からかわれたりして、「大人たちは何をやってるんだ」とやりきれない思いを抱えた。
 期待していた新図書館整備は5月の市長選後に中止され、「若者が市への思い、意見を伝える場がない」と感じてきた。「良くも悪くも市政への関心が高まっている。未成年がより良い市政を考える機会にしたい」と企画を思い立った。小中学校統廃合などへも意見を聴き大人に届けたいと、幅広い中高生の参加に期待を寄せる。
 会議は21日午後2時から、同市の生涯学習センターで開かれる。参加対象は18歳未満の中高生。X(旧ツイッター)の「いとう子どもみらい会議」で参加方法などを発信している。
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