任期満了に伴う御殿場市長選が１４日、告示された。立候補の届け出締め切りの同日午後５時までに、現職の勝又正美氏（７０）＝自民、公明推薦＝以外の届け出はなく、無投票での再選が決まった。同市長選での無投票は１２年ぶり。
　遊説を終えて午後５時過ぎに選挙事務所に戻った勝又氏は、万歳三唱を行い、支援者らから花束を受け取った。勝又氏は「医療や子育て、防災など課題は多いが、市民とともにまちづくりを進めたい。攻めの姿勢でやっていく」と２期目に向けて決意を述べた。無投票当選については「自分の施策を全地域に発信した結果として、候補者が一人だった。評価はなされたと思う」と認識を示した。
　勝又氏は市内全６地区に後援会活動を広げ、連合静岡の推薦のほか、観光や商業、医療など幅広い団体の支持を固めた。会派を超えて多くの市議も支援に回った。他に立候補を探る動きも複数あったが実現しなかった。