捨て猫問題やごみ分別… 「こども議員」が市政に提言! 多彩なアイデア披露

2025/08/19 09:47 

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 菊川市内の小中学生が18日、市政に対し質問や提言をする「こども議会」に臨んだ。市役所で開かれ、9人が「未来の菊川」をテーマに、市幹部や市議を前に動物愛護や魅力度向上、産業などを切り口にまちづくりへ意見を述べた。
 子どもたちの市政や議会への関心を高めようと、同市議会が毎年開催。児童生徒は7月下旬から複数回、事前学習会を行い、市職員などに現状や取り組みを聞いて、調べてきた。
 小笠北小5年の鈴木心菜さん(10)は、飼い主がいない猫を減らすために考えたことを話した。2024年、道端で命を落とした猫が151匹であることや繁殖力の強さを挙げ、避妊去勢手術の補助金の増額を求めた。保護団体を増やすこと、猫を捨てることが犯罪であることの周知も提案。長谷川寛彦市長は「多くの猫が幸せになるようにやっているが(補助金の)枠が限られていて難しい。でもしっかりやっていきたい」と答えた。
 猫を飼っているという鈴木さんは道に飛び出してくる猫の存在を気にしていて、「外の猫も私たちと同じ命。苦しむ猫が増えないようになればいい」と話した。
 このほか、ごみの分別、観光インフラの充実、茶の多様な活用方法などの提言があった。
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