中1が描いたとは思えない!? 藤枝高洲中・梅野さん緻密な、緻密なペン画で初個展 生き物、城…

2025/08/18 08:55 

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 主にボールペンなどを使って絵画制作に取り組む藤枝市立高洲中1年の梅野楓弥さん(13)が、11〜17日に同市小石川町のアートカゲヤマ画廊で初個展「繋(つな)がる世界」を開催した。8歳から13歳までの計25点の力作を出展し、作家や親子連れら来場者から注目を集めた。
 幼少期から絵を描くことが好きだった梅野さん。同画廊のグループ展に参加するなどしてきた。「小学生の頃からいつか個展をアートカゲヤマ画廊で開きたかった」。同画廊や両親の協力もあり実現した。
 生き物や城、街を運ぶ怪獣などをボールペンの緻密なタッチで描いた。梅野さんは「全ての絵の世界がつながっている」と話す。他国で起きている争い、いじめといった社会問題を踏まえ、全ての生物が共存できる空間を表現しつつ、自分なりの“平和な世界”への思いを作品に込めた。
 特に、ロール紙を使った縦135センチ、横255センチの自信作は、同画廊への搬入時間直前まで制作を続けた。ペンの黒色と余白部分のバランスを重視したという。梅野さんは「達成感があり、見てくれた人の感想を聞けて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
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