静岡地ビールのパイオニア「御殿場高原ビール」 開業30年で放つ渾身の一杯 「ゴールデンピー…

2025/08/09 08:30 

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 開業30周年を記念し、新たに醸造したプレミアムクラフトビール。地域の象徴的な存在で、世界的に圧倒的な知名度を誇る富士山の頂上を照らす黄金色の光をイメージし、「ゴールデン ピーク」と名付けた。
 スタイルは、モルトのコクやホップの香りがふくよかに感じられるペールエール。アルコール度数5%。カスケードホップなど数種類のアロマホップをブレンドし、香りは南国フルーツを想起させる。ドイツの伝統的なビール「ヴァイツェン」に近いかんきつ系の風味も特徴で、程よい苦みも楽しめる一作に仕上げた。
 ビール缶は爽やかな青色を基調とした。山頂と太陽が重なり、美しく輝く「ダイヤモンド富士」をデザインし、未来に向けた希望の思いを表現している。
 静岡県での地ビール製造の先駆的企業として、庄司政史社長(60)は「30年間の醸造の歴史をつなぎ、どう発展させていくかをテーマにした」と説明。「若手醸造士にトレンド分析やレシピを託し、ベテランチームがバックアップした。醸造所一体で造った渾身(こんしん)の一作」と話す。
 時之栖施設内の店舗で扱っているほか、県内を中心に一部のスーパーなどで販売している。350ミリリットルで税込み380円。
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