伊東の夏盛り上げへ「按針祭」開幕 灯篭流し幻想的

2025/08/09 08:38 

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 伊東市最大の観光イベント「第79回按針祭」が8日、開幕した。10日までの3日間、さまざまな催しで伊東の夏を盛り上げる。初日は伊東温泉の中央を流れる松川(伊東大川)で灯籠流しが行われ、幻想的な光景が広がった。
 松川周辺に集った観光客や市民らが故人へのメッセージや願い事などそれぞれの思いを書き入れた灯籠を流した。赤や青、白などの色をした無数の灯籠がゆっくりと下り、水面(みなも)をほのかに照らした。
 按針祭は徳川家康の外交顧問として活躍し、松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)を顕彰する行事。10日には、式典が行われるほか、按針も登場するエミー賞やゴールデングローブ賞を獲得した作品「将軍」の時代考証を担当した国際日本文化研究センター(京都市)のフレデリック・クレインス教授が講演する。同日夜の海の花火大会は伊東海岸一帯で約1万発の花火を打ち上げる。
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