静岡市駿河区で竜巻か、車横転 県内15日昼まで線状降水帯の恐れ

2025/07/14 22:56 

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 台風5号が本州の太平洋側を北上した影響で、静岡県中部では14日、大気が不安定になり、竜巻などの可能性がある激しい突風が発生した。静岡南署によると、静岡市駿河区では車の横転や物置小屋が倒れるなどの被害情報が寄せられた。
 同市消防局によると、同市駿河区内で建物の瓦が飛んだり、シャッターが壊れたりといった物的被害があったという。
 静岡地方気象台は14日、熱帯低気圧の影響などで15日昼前にかけて、県内に線状降水帯が発生する可能性があると発表した。気象台によると、14日から15日にかけての1時間雨量は、県内全域の多い所で60ミリの見込み。15日午後6時までの24時間雨量は多い所で250ミリと予想される。気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などへの警戒を呼びかけている。
 JR東海は15日にかけて大雨が見込まれるとして、同日朝に発着する身延線の特急ふじかわ(静岡―甲府間)を運休すると発表した。東海道線、身延線、御殿場線でも遅れや運休などの可能性がある。国土交通省や中日本高速道路などは14日から17日にかけて、高速道路と国道が通行止めになる可能性を発表した。
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