浜松市浜名区三ケ日町のＪＡみっかびは７月下旬から、シャインマスカットの出荷を始める。特産の「三ケ日みかん」のオフシーズンの看板商品を目指す同ＪＡぶどう部会の生産者６軒が、９月中旬ごろまで、市内の市場を中心に計約８トンの出荷を見込む。
　シャインマスカットのハウス栽培に取り組む同部会は、２０２１年に設立した。若手生産者のブドウの木が成長して収穫できるようになり、出荷量は徐々に増えているという。
　生産者は、糖度分析を行うなど出荷準備を進めている。高平政和部会長（６６）は「春先の気温が低く出荷は遅れたが、梅雨明けが早く、晴れが続いたことで糖度や粒の大きさは上々に仕上がった」と話した。
　同ＪＡは８月８、９の両日、同町の特産物直売所でシャインマスカットフェアを開催する。