子どもの急病、看護師がお迎え 静岡市駿河区に預かり保育室 診察付き添いも

2025/07/02 09:29 

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 静岡市は1日から、こども園や保育園で体調不良になった子どもを看護師が保護者の代わりに迎えに行く「急病時あんしん預かり保育」を始めた。子育てしながら働ける環境整備を目指す。
 市がこれまで運営してきた3カ所の病児・病後児保育室は、保護者による子どもの送迎や病院への付き添いが必要だった。急病時あんしん預かり保育では、静岡済生会総合病院(駿河区)の院内保育所に病児・病後児保育室「なでしこ」を開設。体調不良の連絡を受けた看護師がタクシーで登園先に子どもを迎えに行く。診察に付き添い、保護者の迎えが来るまで預かる。
 なでしこから5キロ程度の距離にある駿河区のこども園や保育園に通っていて、生後56日から就学前までの子どもが対象。定員3人。利用には市のホームページから事前登録が必要。
 利用料は所得税課税世帯で1800円、非課税世帯で800円など。通常の病児・病後時保育と利用料は同額で、タクシー料金は不要。市によると、県内では島田、掛川、富士市が同様の事業を行っている。
 
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